3日、三井住友信託銀行と仏BNPパリバ系のカーディフ損害保険は、新型コロナウイルスの影響で経済的な打撃を受けた住宅ローン利用者を保護する目的で、新たな保険特約を導入すると発表しました。

住宅ローンの利用者が失業した場合、返済を一部免除するとし、11月1日以降に契約した人を対象に住宅ローンに付随する特約として追加する方針だそうです。
これまで、がんや脳卒中といった疾病保障特約はありましたが、特約保証を特約に加える大手金融機関はありませんでした。

三井住友信託銀行の公開した内容によりますと、勤め先の倒産や解雇などで住宅ローンの利用者が失業した際、1回で最長3カ月分の返済を肩代わりするとしています。
更に、期間中にボーナス返済月が含まれている場合にも、返済免除の対象になるようです。

免除を行った費用については三井住友信託銀行がカーディフ損保に保険料を支払う形で捻出し、失業などで免除申請が出ると、カーディフ損保がローンの免除額を保険金という形で三井住友信託銀行に支払います。
住宅ローンを利用している方への追加負担はありません。

カーディフ生命保険の調査によると、住宅ローン利用者の約7割が返済に不安を抱えており、その内、25%が失業を懸念しているようで、住宅購入の際の足かせとなっている現状です。
しかし、失業しても一定額を補償する住宅ローンが増えれば、住宅購入の追い風となるであろうと期待されています。

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